【異業種転職】出戻りした私が痛感した「隣の芝(業界)は青く見える」現象と転職の流れ

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新卒で入社した会社を3年で退職し、異業種へ転職したものの大失敗。
現在は業界出戻りの形で新卒時代と同じ仕事をしている私が感じた異業種転職について書きました。
同業種、異業種問わず転職を考えている方、今の職場に不満がある方の参考になれば幸いです。

【伝えたいこと】異業種への転職はよく考えてから!自分が今いる業界を客観視すべき

私は異業種転職に失敗しているので、当然この結論になるよねという感じですが‥
ただ一度業界を離れてみて、自分がいかに恵まれていたかを痛感できたことは良い勉強でした。
転職をしたい時ってどうしても今いる環境をネガティブに捉えてしまうことが多いと思いますが、ぜひこういった視点も忘れないことが大切だと感じています。
具体的に行ったことを含め、以下に記載していきます。

この記事を書いた人

  • 20代後半(4年制大学 文系学部卒)
  • 社会人6年目 営業職(製薬、広告)
  • 転職歴2回(異業種転職1回)
  • 新卒で製薬会社の営業職を3年、その後広告代理店営業へ転職も短期離職。
    現在は新卒とは別の製薬会社で営業職を務めている。

転職検討時にやったこと

複数の転職エージェント登録

私は新卒で製薬会社に入社し、営業職を務めていました。
ちょうど3年目に入ったころ、新型コロナウイルスのパンデミックが訪れてしまい仕事が激減。
営業をかける医療機関への出入りができなくなってしまいました。
そんな中でやりがいを見出すことができず、「このままではまずい」と転職を検討し始めました。
かといってツテも無ければヘッドハンティングされるほどの実績もなかったので、まずは複数の転職エージェントに登録しました。
何社に登録すべきかは考えが分かれると思いますが、私は3社とやり取りをしています。

別記事

職務経歴書など書類整備

エージェントに登録をすると、職務経歴書の提出が求められます。
これまでの職歴や成功事例などを記載するもので、いわゆる書類選考の資料となります。
エージェントの方が添削してくれるので、相談しながら進めると良いでしょう。
特に人気企業や募集枠の少ない求人への応募の際は、書類がかなり重要です。
一般的に書類選考通過率は10%ほど(業界によって差あり)とされておりますので、まずは書類の精度を高めていき、その内容に沿った面接対策をすることが大切だと思います。

面接対策

書類が通過すると面接選考にうつります。
エージェントの方は志望企業の面接官と知り合いなことが多いので、性格や想定質問などの対策をここで行います。
面接時間は30分〜60分が多く、最近はリモートも多い印象です。
特にリモートでは第一印象がより合否に影響すると言われており、面接の回答内容と同じくらい気を遣う必要があります。

異業種への転職について

現職の職種がベースになることが多い

異業種転職といっても、大きな職種は今のものがベースになることが多いのではないかと思います。


私の場合は営業職だったので、「製薬業界の営業」→「広告代理店の営業」というパターンでした。
大きな職務内容はそのままに、業界を変えたという動きです。
もちろん全く異なる職種への転職も可能ですが、やはり求人数の少なさや難易度の高さに苦戦するリスクはあがると思います。

「営業で数字に追われるのがキツいから、営業以外が良い」と考えても、人事総務系や技術職の求人は絶対数が少なく、そもそも未経験からの応募を受け付けないケースがほとんどです。
したがって営業職の中でもノルマに対する追及が厳しくない業界(個人的に製薬業界がこれです)や、チーム全体で数字を追う業界など視点を変えて求人を探す方法が無難です。

異業種への転職は30代前半まで

これは全てのエージェントの方から言われたことです。
特に異業種への転職となると、業界の知識を含め1から覚えることやマインドセットを変える必要があるという背景から、概ね30代前半までと目安が決まっていることが多いです。
ここまでにある程度自分がいるべき業界を定める必要がありそうですね。


※あくまで異業種への転職目安の話なのでもちろん例外はあると思いますし、同業界であれば転職を繰り返してステップアップしている先輩方もたくさんいらっしゃいます!

内定〜決断まで

条件面の検討

特に異業種への転職だと、場合によっては未経験ということで年収ダウンの提示もあり得ます。
自分の中で「〇〇〇万以上なら即決、それ以下なら交渉もしくは再検討」など、正式オファーまでに目安をもっておくと良いかもしれません。
また給与面以外の待遇(福利厚生や休暇取得など)も業界によって大きく異なりますので、注意が必要です。
特に大手企業→ベンチャー企業への転職を検討しているケースなどでは、想像以上にギャップが大きいことは覚悟すべきでしょう。

内定後面談を打診してみる

もし1日でも早く今の仕事を辞めたいという切迫した状況でないのであれば、選考終了後にその会社のトップ層の方や現場の方などと面談させていただけないか伺うのも良いかもしれません。
もちろん可否はその会社次第ですが、エージェント経由で応募していれば、担当者を介して依頼できますよ。
もう選考合格はいただいた立場なので、常識の範疇での「実際どうなのか」話などがあれば事前に聞いておくと最終的な決断時に役立つと思います。

【個人的最重要ポイント】今の会社を改めて見直してみる

個人的にはここが最も重要だと思っています。(私が最も後悔した点だったので)

1回目の転職当時の私は「とにかく今の会社を出たい」という気持ちが強く、具体的な根拠や次の会社でやりたいことなどが定まっていませんでした。
結果として大きく変わる仕事内容に対応できず、短期で離職することになります。
その時になって初めて、製薬会社の営業職が恵まれていたこと、自分がまだ実力不足であることなどを痛感しました。

「自分が何を変えたくて転職するのか、その会社でその変化を達成することができるのか」が自分の中で腹落ちしていれば問題ないと思いますので、選考合格後の気持ちに余裕があるタイミングでしっかり考えることが重要ではないでしょうか。

例えば学生時代の友人など違う業界で働く人と会う機会に、仕事の話をしてみるのも良いと思います。
(大半は愚痴になるのではないでしょうか)
その際に、「自分の会社ではそんなケースはないな」、「〇〇業界ってそんな感じなんだ‥自分はまだ恵まれているかもな」と思うことも少なからずあると思います。
会社を変えることで当然得られるものもあれば、失うものもあります。
そういった足し引きを自分の中で行い、その上での決断であればきっと転職先での困難も乗り越えることができるのではないでしょうか。私はその引き算を見誤ってしまい、足踏みをしてしまいました‥


転職を決断する際には、そういった視点も組み入れて考えることが重要だと思います。

まとめ

転職時に行ったこと〜決断に当たって意識すべきことまで実体験をもとに書きました。
転職は大きな転機であり、それはステップアップであるべきだと思いますので、ぜひ決断時には後悔しないよう様々な角度から検討してほしいと思います。

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