【おすすめミステリー】東野圭吾さんの「ガリレオ」シリーズをまとめました【人気シリーズ】

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ミステリー作家、東野圭吾さんの代表作の1つである「ガリレオ」シリーズ

原作はもちろん、ドラマや映画化もされていて馴染み深い方も多いのではないでしょうか。

登場人物のキャラ、ミステリーとしての内容、どれを取ってもすごく面白いシリーズなので、原作を中心に紹介していきます。

「ガリレオ」シリーズとは?特徴をざっくり紹介

①主人公、湯川学を中心とした科学ミステリー

ガリレオシリーズは主人公である物理学者の「湯川学」を中心とした科学ミステリー小説です。
(映像作品では福山雅治さんが演じています)
現在も大学に残り、学生に教鞭を執りながら物理学の研究を続ける学者です。

もう一人の中心人物は、湯川の大学の同級生で現在は警視庁捜査一課で刑事を務める草薙俊平です。(こちらは北村一輝さんが演じています)

草薙が不可解な事件の相談を持ちかけ、湯川がその謎を科学知識を駆使して解決していく!というのがガリレオシリーズの流れになっています。

いわゆる「学者タイプ」で取っ付きにくい湯川と、現役刑事らしい草薙のゴリゴリいく感じの掛け合いも面白いですし、決して難解な科学知識が必要なトリックではないので誰でも読み進めることができます。

②ドラマ、映画化もされていて様々な媒体で楽しめる

「ドラマや映画から入る派!」という方にもガリレオシリーズはおすすめです!

福山雅治さん演じる湯川学を中心に、ドラマと映画では原作とは登場人物に少し原作とずれが生じています。(映像化あるあるでしょうか‥笑)
原作では湯川と草薙のタッグで事件を解決していきますが、映像作品では草薙ではなく、彼の後輩にあたる「内海薫」という刑事が湯川とタッグになっています。
※内海もシリーズが進むにつれ原作でも登場していますが、最初はいない人物です。

内海薫は柴咲コウさんが演じていて、原作とも決して大きく乖離する印象はなかったので、違和感は少なく楽しめると思います。

原作小説の紹介

探偵ガリレオ(2002年:文春文庫)

ガリレオシリーズの第1弾です。

湯川と草薙の大学卒業以来の再会〜5つの事件が収録されています。
基本的には一話完結型なので、短編集のような感覚で読めると思います!

どの話もドラマの第1シリーズで映像化されているので、見比べてみても良いかもしれませんね。

【おすすめ】第一章「燃える」
記念すべき湯川と草薙の再会、最初の事件が描かれています。
深夜の閑静な住宅街にある公園で騒ぐ若者集団、そのうち1人の後頭部から急に燃え上がる炎が。
事件後、残った若者によれば近くに引火するようなものはなく、本当に突然頭が燃えたのだという‥

予知夢(2003年:文春文庫)

シリーズ第2弾です。

こちらも探偵ガリレオと同じ流れで、5つの事件が収録されています。
映像化も同様、ドラマ第1シリーズです。

【おすすめ】第三章「騒霊る(さわぐ)」
姉から知人の事件の相談を受けた草薙。相談相手によると夫が失踪したのだという。
夫がトラブルに巻き込まれた可能性が高いと相談相手が拘るある家を訪れると、そこで「ポルターガイスト現象」が発生し‥

【個人的No.1おすすめ】容疑者Xの献身(2005年:文春文庫)

2005年の直木賞受賞作品、また映画化もされたガリレオシリーズ屈指の名作です!
これまでの短編ではなく、長編ミステリーとなっています。

今回湯川が挑む相手は、”天才数学者”の石神。
あろうことか、湯川と石神は大学時代の親友でした。

天才的な頭脳を持ちながら、報われない日々を過ごしていた石神の前に現れた隣人の存在。
その隣人はあるトラブルに苦しんでおり、偶然にも石神はその場に出くわしてしまいます。

想いを寄せる隣人のため、石神はあるとてつもない犠牲を払い、完全犯罪を企てることになります。
草薙を通じこの事件にかかわることになった湯川は、皮肉にも石神との再会を果たし、彼が仕掛けた事件の謎に挑みます。

トリック自体も「まさか」と驚きますし、ラストは複雑な気持ちになりつつも、とても感動します。
原作、映画ともにぜひ触れて欲しい作品です。

ガリレオの苦悩(2008年:文春文庫)

全5章の短編集です。

内海薫の登場が本格化してきて、徐々に湯川とのコンビが定着してくる感じも面白いです。

映像化もされているので、2度楽しめますよ。

【おすすめ】第五章「攪乱す(みだす)」
警視庁捜査一課に届いたある”殺人予告”。
悪ふざけだろうとタカを括っていた草薙と内海だが、手紙の末尾には、「困ったら湯川准教授に相談すればいい」と書かれていた。
予告通り最初の殺人が起きてしまい、内海は湯川の元へ向かうのだが‥

聖女の救済(2008年:文春文庫)

「ガリレオの苦悩」と同時刊行された長編です。テーマは「完全犯罪」
映像化もされており、TVドラマの第2シリーズ最終回で描かれています。

トリックの衝撃やキャラの際立ちなど、同様に完全犯罪を描いた容疑者Xの献身と同様の面白さです。

今回湯川が挑むのは「妻がしかけた完全犯罪」
妻の夫が自宅で毒殺されるところから事件はスタートします。

離婚を切り出されていたことなどの背景から、警察は真っ先に妻を疑いますが、彼女には鉄壁のアリバイが‥
毒物の混入方法をめぐり湯川が推理した結論は、「理論的には考えられても、実現などできるはずがない」というものでした。

湯川はどのようにこの犯罪を立証したのか、あるいはできなかったのか。
ぜひ読んでいただきたい一冊です!

真夏の方程式(2011年:文春文庫)

映画化もされた長編です。

この作品は湯川×ある少年を中心に進む物語です。
いつものパターンと違い、草薙や内海はほとんど登場しません。

夏休みを使い、海の近くで旅館を経営する伯母一家の元で過ごしていた少年。
一方でその海を巡っては資源開発で住民と企業が論争となっており、開発側の専門家として携わっていた湯川もその地を訪れていました。

伯母一家の旅館に滞在することになっていた湯川と少年はそこで出会います。
子供嫌いの湯川でしたが、なぜかその少年とは気が合うようで‥

その旅館にはもう1人、元警視庁の刑事だという男が宿泊していましたが、どうやらただの観光客ではない様子。
しかしその元刑事は、翌朝に変死体となって発見されます。

本編では様々な人物が登場し、人間関係も複雑に絡み合いながら真実への追求が進んでいきます。
これは事故なのか、殺人なのか、ぜひラストを見届けてほしい作品です。

虚像の道化師-ガリレオ7-(2012年:文春文庫)

ドラマの第2シーズンで映像化された、全4章の短編集です。

【おすすめ】第一章「幻惑す(まどわす)」
「ある宗教団体の教祖が、念力の力によって教徒を転落死させた」
そんな通報を受けた草薙だが案の定捜査は難航。例によって湯川の元へアドバイスを求めにいきます。
物理学とはなんの関係もないと最初は一蹴した湯川ですが、どうやらそうでもなさそうで‥

禁断の魔術-ガリレオ8-(2012年:文春文庫)

虚像の道化師に続いて発刊された全4章の短編集です。

【おすすめ】第四章「猛射つ(うつ)」
湯川vs教え子の対決?
短編ではありながら、複雑な人間関係が絡み合う長編のような構成になっています。
あるフリーライターの絞殺死事件が発生。その重要参考人として浮上したのは湯川の高校の後輩である青年でした‥
彼は科学を殺人の道具にしてしまったのか?その状況を湯川はどう受け止めたのか?

沈黙のパレード(2018年:文春文庫)

ガリレオ再始動!6年の月日を経て発刊された待望の長編です。

今作の特徴は、刑事である草薙が影の主役となっているところです。
これまでのガリレオシリーズとはまた違った雰囲気を楽しむことができますよ。

行方不明になっていたある少女が、数年後に遺体となって発見された。
容疑者として捕らえられた男は、かつて同様の事件を起こしながらも無罪となっていた‥

当時その事件を担当していた草薙は「今度こそは」と取り調べに熱を入れるが、今回も証拠不十分で男は釈放されてしまう。
さらにその男は釈放後、堂々と遺族の前に姿を現すなど考えられない行動を起こしていく‥

透明な螺旋(2021年:文藝春秋)

2024年1月現在、ガリレオシリーズでは最も新しい作品です。

今作はこれまで明かされなかった湯川の両親が登場し、キーパーソンとなっています。
月日を経て、湯川の人間性が変化したことなども感じることができます。
(過去作よりも人間味が重視されているというか、全体的にかなり丸くなった描写が多いです)

房総沖である男性の遺体が発見された。
身元を辿っていくと、彼は恋人と同居していたが、その恋人は時を同じくして行方がわからなくなっていることが判明。
恋人の女性を重要参考人と定め捜査にあたっていた草薙。すると女性の関係者の1人に湯川がいることが判明し‥

湯川の家族の登場という意外な展開、また複雑な人間関係の連鎖も東野圭吾作品らしさがあり面白く読めます。

最後に

東野圭吾さんの代表作、「ガリレオ」シリーズの原作を紹介してきました。

すでに超有名な作家さんではありますが、まだ実は読んだことない!という方はぜひ読んでみてください。
東野圭吾さんの入門としても、最適なシリーズだと個人的に思います!

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