「ロシアのウクライナ侵攻」、「台湾有事」などニュースでよく聞くけど、
正直よくわからないな‥という方は多いのではないでしょうか?
そもそもの土台の知識がないので、ニュースを断片的に見てもわからないんですよね。
やっぱり歴史の授業(特に現代史)って大切だったんだなと痛感しています。
社会人として、最低限の知識は持っておきたい‥そんな時に私が読んで勉強した本のシリーズをご紹介します。
- おすすめは『池上彰の世界の見方』シリーズ
- 理由① 高校生へ向けた授業の文字起こしなのでわかりやすい
- 理由②地域別のシリーズ展開
- 池上彰の世界の見方(2015年11月発売)
- 池上彰の世界の見方 アメリカ(2016年4月発売)
- 池上彰の世界の見方 中国・香港・台湾(2016年11月発売)
- 池上彰の世界の見方 中東(2017年8月発売)
- 池上彰の世界の見方 ドイツとEU(2017年11月発売)
- 池上彰の世界の見方 朝鮮半島(2018年4月発売)
- 池上彰の世界の見方 ロシア(2018年11月発売)
- 池上彰の世界の見方 東南アジア(2019年4月発売)
- 池上彰の世界の見方 イギリスとEU(2019年11月発売)
- 池上彰の世界の見方 インド(2020年6月発売)
- 池上彰の世界の見方 アメリカ2(2021年2月発売)
- 池上彰の世界の見方 中国(2021年9月発売)
- 池上彰の世界の見方 東欧・旧ソ連の国々(2022年4月発売)
- 池上彰の世界の見方 中南米(2022年12月発売)
- 池上彰の世界の見方 北欧(2023年7月発売)
- 池上彰の世界の見方 フランス(2023年10月発売)
- 最後に
おすすめは『池上彰の世界の見方』シリーズ
池上彰の世界の見方シリーズがおすすめです!
おすすめの理由は大きく2点
①学生向けの授業の文字起こしなので、とてもわかりやすい
②地域別にシリーズがわかれているので、知識を整理しやすい
以下で、詳細をご紹介していきます
理由① 高校生へ向けた授業の文字起こしなのでわかりやすい
おすすめする一番の理由です。
「世界の見方」シリーズは、池上彰さんが東京都内の高校で行った特別授業の様子を文字に起こしたという形式の本です。
まずは池上さんが生徒に質問を投げかけます。それに対する回答を受け、さらに詳細な解説を加えていくという流れで進んでいきます。
例えば
「ロシアのプーチン大統領は、大統領になる前はどんな仕事をしていましたか?」
「日本が台湾と国交を結んでいない理由はなんでしょう?」
といったような質問です。
こういった何気ない疑問を起点に、池上さんの解説がスタートしていきます。
生徒は皆さん優秀ですが、高校生向けの授業なので難しい用語は少なくとてもわかりやすいです。
細々と解説があるというよりは、大まかな歴史の流れを理解できるというイメージです。
もしこれで興味が湧けば、もっと詳細がわかる専門的な本も買ってみると良いかもしれませんね。
理由②地域別のシリーズ展開
そんな「世界の見方」シリーズですが、地域別にわかれて本が刊行されています。
1つの国、地域を対象にしているので、変にこんがらがることなく読み進めることができます。
そして大まかに流れを理解することがでるので、各シリーズとの結びつけもしやすいです。
例)アメリカ編と中南米を読めば、「アメリカ大陸」としての歴史が理解できるきっかけになります。
本記事執筆時点(2023年6月)で14冊となっており、刊行順に並べると以下の通りです。
個人的に参考になったトピックも記載しています。
池上彰の世界の見方(2015年11月発売)
「お金」、「宗教」といったテーマで世界全体をまるっと解説している、シリーズ最初の本です。
池上彰の世界の見方 アメリカ(2016年4月発売)
地域別シリーズ第一弾!
ニュースで聞く「中間選挙」など大統領選挙についてやキリスト教との関わりなどアメリカという国の根幹部を解説しています。
トランプ前大統領時代のトピックが中心なので、少し昔です。
池上彰の世界の見方 中国・香港・台湾(2016年11月発売)
中国分断の歴史や中国共産党についてを解説しています。
「なぜ中国と台湾は2つにわかれたか、中国共産党が目指す世界とはどんなものか」がわかります。
池上彰の世界の見方 中東(2017年8月発売)
中東ってよくわからない‥そんな方におすすめです。
「イスラム国」、「パレスチナ問題」、「アフガニスタンからの米軍撤退」などのキーワードを理解したい時はぜひ
池上彰の世界の見方 ドイツとEU(2017年11月発売)
戦後ドイツの歩みとEUの歴史
ドイツというよりはEUについて知りたい人におすすめ
池上彰の世界の見方 朝鮮半島(2018年4月発売)
戦後の韓国、北朝鮮の歴史、反日感情のルーツ
朝鮮半島が2つにわかれた理由や、日本にネガティブな感情を抱くことになった理由がわかります。
池上彰の世界の見方 ロシア(2018年11月発売)
プーチン大統領ってどんな人?ソ連ってなんで崩壊したの?北方領土問題って結局なに?
プーチン大統領やロシアの論理がわかります。
北方領土問題が複雑化している理由も解説されています。
池上彰の世界の見方 東南アジア(2019年4月発売)
よくニュースできく言葉、「ASEAN」設立の背景が理解できます。
他にも東南アジアの中心を成す国々(インドネシアやタイ、シンガポールなど)の歴史も学べます。
池上彰の世界の見方 イギリスとEU(2019年11月発売)
ジョンソン前々首相の時代です。イギリスのEU離脱、いわゆるブレグジットの解説が中心。
イングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズ‥よくわからんという方はぜひ
池上彰の世界の見方 インド(2020年6月発売)
2023年に中国を抜き人口1位に!今「きてる」国と言われるインドの解説です。
カースト制度に代表される宗教の話や、日本との繋がりも理解できます。
池上彰の世界の見方 アメリカ2(2021年2月発売)
バイデン現大統領〜の話です
人種差別問題の根幹や、米中対立の状況などニュースを理解する上で重要なトピックがたくさんあります。
池上彰の世界の見方 中国(2021年9月発売)
習近平国家主席、中国共産党の論理が解説されています。
「ウイグル人問題」をはじめ、人種差別が問題視されている現状を知ることができます。
池上彰の世界の見方 東欧・旧ソ連の国々(2022年4月発売)
ロシアによるウクライナ侵攻で注目されている地域であり、強国の隣国である宿命と戦ってきた歴史を学ぶことができます。
ロシアとの関連が非常に深い地域なので、今後の世界を理解するためにも知っておいて損はなしだと思います。
池上彰の世界の見方 中南米(2022年12月発売)
アメリカとは結局仲良しなの?仲悪いの?中南米の歴史がアメリカとの深い関わりも含め理解できます。
アメリカの裏の顔が垣間見えます。
池上彰の世界の見方 北欧(2023年7月発売)
「幸福度の高い国」のイメージがある北欧諸国。
そんな地域が抱える悩みを歴史を紐解きながら解説。
フィンランド、スウェーデンのNATO加盟に対する話題もあり。
池上彰の世界の見方 フランス(2023年10月発売)
歴史のある国、フランスを様々な角度から解説。
革命にみる歴史や政教分離、軍事面から外交戦略を考えるなどなど
『おしゃれな国』だけではないフランスの姿が見えてくる。
最後に
以上、時事問題を理解するためのキッカケとして、私が活用している本の紹介でした。
知識の土台を作りつつ、日頃からもニュースをチェックしていきたいですね!
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