【TV放送&テキスト】名著のエッセンスは『100分de名著』で掴める!<原作へのハードルがきっと下がるはず>

おすすめ本

古今東西、古くから読まれ続けている名著は多数存在しています。

それだけの理由があり、今の時代にも通じる部分も多いはずと私も手に取ってみる機会は少なくありません。
ですが内容が難解だったり、文章量が多かったりで挫折すること多数、結局内容が理解できないまま本棚を埋めているようなケースも多いです。

そんな時にこの『100分de名著』シリーズを読み始めました。
本のエッセンスを始め、書かれた時代や著者の背景などが解説されています。
コンパクトな分量なので、短時間で読むこともできます。

内容の理解はもちろん、著者や当時の時代背景などバックグラウンドの知識が得られることが大きなメリットだと思っています。

・名著と言われる本に興味はあるけど、読み切れず離脱しそうで踏み切れない
・原著を読破したいというよりは内容のエッセンスをサクッと知りたい
・結局よくわからんまま流し読みして放置してる本があり、モヤっている

そんな方はぜひその本が『100分de名著』で扱っていないかチェックしてみてください。

『100分de名著』とは?

画像出典:https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/

『100分de名著』はNHKで放送されている教養番組です。

古今東西の「名著」を取り上げ、25分(※1回の放送時間)×4回=100分で読み解くという構成になっています。

テーマとなった本、またその著者に対し豊富な知識を持つ学者などの方が解説を担当されることが多く、とてもわかりやすいです。

有料ではありますが、過去放送回は「NHKオンデマンド」に登録することで視聴ができます。

公式サイトはこちら

TV番組×テキスト本の組み合わせで理解が深まる

NHKでの放送にあたり、テキストという位置付けで書籍も同時に販売されています。
個人的にここは大きなメリットだと思います。

・TV放送、オンデマンドも忘れてしまうことが多く見逃してしまう
・テキストを読んでも理解できない箇所がある

そんなケースを相互補完できる組み合わせなので、個人の状況に合わせて上手く使えそうですね。
もちろん過去放送分はテキストを買えば読むことができます。

またテキスト版ではTV放送からさらに加筆がされているケースも多く、より濃い内容が楽しめるのも魅力です。

※私はTVをほとんど観ない&放送時間を忘れることが多過ぎるため、専ら紙のテキストを読んでいます。

本屋さんはもちろん、Amazonや楽天などでも購入可能です。

メリット①:名著のエッセンスや時代背景を短時間で理解できる

最も大きなメリットです。

名著から足が遠のいてしまう理由として挙がりそうなポイントを解決してくれる気がします。

・言葉の言い回しが難解でよくわからないまま終わってしまう
・書かれた時代が古いので、当時の状況がよくわかっていない
・そもそも著者自身の人となりや、社会的立場がわかっていない

『100分de名誉』では本の内容に加え、当時の時代背景や著者の置かれた立場などを合わせて解説してくれています。

例)マキャベリの『君主論』について

『君主論』の内容はもちろん、それに加え
・著者のマキャベリはそもそもどんな人物で、君主論を執筆した理由は何か?(=人物)
・マキャベリが生きた当時のイタリアはどんな状況だったのか(=歴史)

など背景知識も合わせて知ることができます。

メリット②:原著への入り口になるかも?

メリット①から繋がっていく要素です。

内容のエッセンス、時代背景などを事前に知った状態で原著に挑戦することで、しっかり理解しながら読み進められる可能性が上がります。

何も知らないまま読み進めるよりも結果的には効率的になる気がしています。

メリット③:コストもそこまでかからない

『100分de名著』シリーズは薄めの冊子なので、価格も決して高い部類ではありません

「〇〇の解説!」といったような名著の解説本を2,000円くらいで買うのも良い手段ですが、それと同じくらいの効果がより安価なコストで見込める可能性もあると思っています。

放送内容をカバーする「テキスト」は600円(2024年3月時点)
さらに情報を加えた「ブックス」形式だと1,100円(2024年3月時点)

参考:https://www.nhk-book.co.jp/list/series-33014.html?mode=page&e=0

注意点:解説者の主観は当然入っている

第三者による解説なので、当然テキストにはその方の主観や解釈が多少入ることは避けられません。

ただ解説者の方はその本や著者について専門的に研究を行っているような場合が多いので、一意見として参考になることがほとんどです。

いわゆる教科書のように淡々と本についての解説がされているものではないので、ご留意ください。

最後に

『100分de名著』について紹介してきました。

名著と言われる本には難解なものや、文章量が多いものも多数あります。
それが理由で遠ざかっているような本があれば、機会を失わないためにもぜひ「100分de名著」シリーズに取り上げられていないかチェックしてみてください!

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